飾りじゃないのよ涙はコード徹底攻略!初心者向け簡単進行とイントロ解説
1984年のリリース以来、昭和・平成・令和の三時代を越えて歌い継がれる名曲『飾りじゃないのよ涙は』。中森明菜の圧倒的なボーカルと井上陽水によるスリリングなソングライティングが融合したこの楽曲は、現在もアコースティックギターの弾き語りやピアノ演奏、SNSのショート動画セッションなどで絶大な支持を集めています。疾走感あふれるマイナーチューンのグルーヴは、世代を問わず多くのプレイヤーを惹きつけてやみません。
しかし、いざ演奏しようと楽譜を開くと、素早いコードチェンジや独特のキレを持つカッティング、そして印象的なイントロのリフに圧倒され、「難易度が高くて指が追いつかない」と足踏みしてしまう初心者も少なくありません。本稿では、原曲のドライブ感を損なわずに無理なく弾きこなすための「簡単コード変換術」から、カポタストの活用法、ピアノ・ウクレレへの応用、そしてあの強烈なリズムを生み出すストロークの極意まで、音楽理論と実践の両面から徹底解説します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:中森明菜の原曲キーは「Am(イ短調)」。基本のオープンコード中心で構成されているため、要所のセーハ(Fコード等)を簡略化すれば初心者でも最短ルートで通し演奏が可能。
- 要点2:最大の難所である疾走感は、BPM約140前後のテンポキープと16ビートの「空ピッキング」「ブラッシング(消音)」によるリズムのキレが決定打となる。
- 要点3:井上陽水セルフカバー版との構成の違いや、カポタスト・鍵盤・ウクレレ別の最適アプローチを把握することで、自身のレベルや声域に合わせた最適な演奏スタイルが選べる。
【楽曲構造の分析】『飾りじゃないのよ涙は』の原曲キーと基本コード進行
楽曲の魅力を紐解くうえで、まず把握すべきは全体を貫くトーナリティ(調性)とコード進行の骨格です。中森明菜 飾りじゃないのよ涙はの原曲キーは「Am(イ短調)」。井上陽水が手がけた哀愁とパッションが交錯するメロディラインは、ダイアトニックコード(Am、Dm、Em、F、G、C)を主軸に展開します。編曲を手がけた萩田光雄による緻密なブラスアレンジと相まって、コード自体は王道でありながら、きわめてドラマティックな響きを持っています。
一方、同年にリリースされたアルバム『9.5カラット』に収録されている井上陽水 飾りじゃないのよ涙は コード進行を比較すると、基本的なコード構成は共通しているものの、陽水版はテンポをやや抑え、アコースティックギターのストロークやレゲエ調の裏打ちが強調されたアレンジになっています。明菜版の「鋭いカッティングと疾走感」を目指すのか、陽水版の「レイドバックした大人のグルーヴ」を狙うのかによって、意識すべき右手のタッチが大きく変わります。
楽曲の基本となる飾りじゃないのよ涙は コード進行の骨組みは、以下の4つのセクションで構成されています。
- イントロ:Am | G | F | E7 (哀愁あるクリシェ風の下行進行)
- Aメロ(「私は泣いたことがない〜」):Am | Dm | G | C | F | Bm7-5 | E7 | E7
- Bメロ(「ダイヤの光に〜」):Dm | G | C | Am | Dm | F | E7 | E7
- サビ(「飾りじゃないのよ涙は〜」):Am | Dm | G | C | F | Bm7-5 | E7 | Am
Aメロやサビに登場する「Am → Dm → G → C → F → Bm7-5 → E7」という流れは、ポピュラー音楽における黄金律である「ツーファイブ(2-5)進行」と「4度進行(サイクル・オブ・フィフス)」を巧みに組み合わせたものです。ベース音が流れるように循環するため、耳馴染みがよく疾走感が自然に生まれる構造になっています。

初心者でも挫折しない「簡単コード」変換術|カポタストの最適位置
アコースティックギター初心者がこの曲で最初につまずきやすいポイントが、人差し指で全弦を押さえる「Fコード」と、押さえ慣れない「Bm7-5(ビー・マイナー・セブン・フラットファイブ)」です。テンポが速い中でこれらのバレーコード(セーハ)が連続すると、指が追いつかずリズムが止まってしまいます。しかし、コードフォームをわずかに簡略化するだけで、劇的に演奏のハードルを下げることができます。
飾りじゃないのよ涙は 初心者向けのアレンジとして最も有効なのが、難関コードを以下の飾りじゃないのよ涙は 簡単コードに置き換える手法です。
- Fコードの簡略化:6弦を親指でミュートし、1弦を鳴らさずに「2弦1フレット(人差し指)、3弦2フレット(中指)、4弦3フレット(薬指)」の3音だけを押さえる「Fmaj7(または省略F)」に変更。これだけで左手の負荷が大幅に軽減されます。
- Bm7-5の代替コード:初心者が押さえにくいBm7-5は、構成音が極めて近い「Dm」または「Dm6」で代用可能です。サビの「Bm7-5 → E7」を「Dm → E7」と弾き替えても、楽曲のコード進行感は崩れません。
- E7のオープンフォーム活用:5弦2フレット(中指)、3弦1フレット(人差し指)のみを押さえるオープンE7を使用することで、次のAmへの移行をスムーズにします。
さらに、歌声のキー調整や指使いの変更のために飾りじゃないのよ涙は カポを活用する場合、自身の声域に合わせてカポタストの位置を選択します。原曲キー(Am)のままローコードで弾く場合は「カポなし(No Capo)」が基本ですが、女性ボーカルで声が低くて歌いにくい場合は「カポ2(Capo 2)」にしてキーをBmに上げるか、逆に男性が弾き語りをする場合は「カポなしでEmフォーム(Capo 5でAm換算)」にするなど、コードフォームと歌いやすさのバランスを調整するのが実用的です。
【比較表】ギター・ウクレレ・ピアノ別|演奏難易度と押さえ方の違い
『飾りじゃないのよ涙は』は、アコースティックギターだけでなく、ウクレレの軽快なカッティングや、ピアノのパーカッシブなバッキングでも非常に映える楽曲です。楽器ごとの演奏特性と難易度、攻略のポイントを客観的に比較しました。
| 項目 | 詳細・数値データ | 一般的な基準・相場 | 編集部の見解・評価 |
|---|---|---|---|
| アコースティックギター (飾りじゃないのよ涙は ギターコード) | テンポ:BPM 140〜144 使用コード数:約6〜8個 主要難所:F、Bm7-5の素早い移動 | 難易度:中級(★3.5/5) (簡単コード化で★2.0) | 弾き語りの王道。右手ストロークのキレと消音(ブラッシング)がグルーヴの肝。 |
| ウクレレ (飾りじゃないのよ涙は ウクレレコード) | 弦数:4弦(High-G / Low-G) 主要コード:Am, Dm, G7, C, F, E7 押弦の難易度が極めて低い | 難易度:初級(★2.0/5) (弦が柔らかく押さえやすい) | 左手の負担が最小。指の腹を使ったロールストロークやカッティングで軽快なラテン調を再現可能。 |
| ピアノ伴奏 (飾りじゃないのよ涙は ピアノ楽譜) | 左手:8分音符のオクターブ連打 右手:16分裏拍アクセント和音 ベースラインの跳躍が多め | 難易度:中〜上級(★4.0/5) (リズムキープの持久力が必要) | 原曲のブラスセクションとベースラインを右手・左手に振り分けるため、打楽器的なアタック感が必須。 |

あの疾走感を完全再現!イントロの弾き方とストローク・リズム攻略
『飾りじゃないのよ涙は』を演奏するうえで、リスナーの心を一瞬で掴む最大の要素が、哀愁を帯びた飾りじゃないのよ涙は イントロ 弾き方と、全体をドライブさせる右手の飾りじゃないのよ涙は ストロークです。コードを押さえる左手以上に、リズムを刻む右手のコントロールが演奏のクオリティを左右します。
イントロの単音リフとブラッシングの極意
原曲のイントロは、ブラスとエレキギターが織りなす「タタタン・タタタン」という印象的なシンコペーションフレーズから始まります。アコギ1本で再現する場合、飾りじゃないのよ涙は TAB譜に示されるような単音メロディとコードストロークを織り交ぜるアプローチが効果的です。
具体的には、1小節目の頭でAmコードを強くアタックした後、2拍目裏・3拍目でブラッシング(左手の力を抜いて弦を軽く触れた状態でチャッと鳴らす奏法)を挟み、4弦2フレット(E音)から3弦2フレット(A音)へと繋ぐ単音リフを差し込みます。すべてをフルコードで鳴らし続けるのではなく、「音をスパッと切るミュート」を徹底することで、原曲特有の緊張感が生まれます。
サビの推進力を生む「16ビート・ツッカケ」ストローク
サビの「飾りじゃないのよ 涙は HO HO〜」の部分は、拍の頭(表拍)ではなく「裏拍」にアクセントが置かれる「ツッカケ(シンコペーション)」が多用されています。ストロークパターンの基本は以下の通りです。
- 基本パターン:「ジャン・(空振り)・チャ・ジャン・チャッカ・ジャン・チャ」
- 右手のポイント:ピックを持つ右手の手首を柔らかく保ち、空振りの際も16ビートのストローク動作を一定速度で振り続けること(ゴーストモーション)。
- アクセントの位置:小節の3拍目裏でコードを前倒しでチェンジする感覚を持つと、歌メロディの「HO HO」と完全にシンクロし、プロのようなグルーヴが生まれます。
【実態検証】演奏者が陥る3つの罠とネットの誤解
音楽レッスン現場やネットの演奏動画コミュニティで頻繁に見受けられるのが、「楽譜通りに弾いているはずなのに、なぜか原曲のようなキレが出ない」「もっさりした演奏になってしまう」という悩みです。その背景には、多くの初心者が無意識にハマってしまう典型的な落とし穴が存在します。
罠1:原曲のスピード(BPM140)でいきなり弾こうとする
『飾りじゃないのよ涙は』はBPM約140という速めのテンポです。左手のコードチェンジが完全に無意識化されていない段階でインテンポ(原曲速度)で弾こうとすると、FやE7の直前で右手が止まり、リズムが崩壊します。まずはメトロノームを使い、BPM 90〜100程度の超スローテンポから練習を始め、左手が迷わず動くようになってから5ずつテンポを上げていくのが最短の習得ルートです。
罠2:弦をすべて鳴らそうとして音が濁る
アコースティックギターで疾走感を出す際、1弦から6弦まですべてをフルボリュームで鳴らし続けると、低音弦の残響が残って音が団子状態になります。特にAメロのような語りかけるセクションでは、低音弦(4〜6弦)を中心としたタイトな刻みと、サビで高音弦(1〜3弦)を開放するダイナミクスのメリハリをつけることが、洗練されたサウンドを生む秘訣です。
罠3:音を「伸ばしっぱなし」にしてしまう(消音の欠如)
この楽曲の命は「音の切れ味」です。コードを鳴らした直後に左手の押弦圧をふっと緩める「スタッカート奏法」を取り入れないと、ラテン歌謡特有の緊迫感が出ません。「鳴らすこと」と同じくらい「止めること」に意識を配る必要があります。

【プロの結論】プレイスタイル別・おすすめの練習ステップと判断基準
『飾りじゃないのよ涙は』を自分のレパートリーとして完成させるためには、現在の演奏レベルや目指す演奏形態に合わせた段階的なステップを踏むことが重要です。自身の状況に合わせた最適なアプローチを選択してください。
1. ギターを始めたばかりの完全初心者
まずは難関コードを排除した「3コード+α(Am、Dm、E7、C)」の簡単バージョンからスタートしましょう。ストロークも16ビートの複雑な刻みではなく、「タン・タ・タン・タ」というシンプルな8ビートで全体の尺を通せるようになることを最優先目標に設定します。歌いながらコードチェンジが滞りなくできるようになった段階で、FやBm7-5などのバレーコードに挑戦するのが挫折を防ぐ王道です。
2. 弾き語りのクオリティを高めたい中級者
コード進行を身体に染み込ませたうえで、右手のブラッシングや16分音符のアクセント移動に注力します。さらに、イントロのキメフレーズや、サビ終わりの「真珠じゃないのよ 涙は HA HA〜」でのブレイク(完全無音の瞬間)をタイトにキメる練習を重ねることで、1本のアコギ伴奏でもバンドに負けない迫力を演出できるようになります。
向いている人・慎重になるべき人の判断基準
- 向いている人:アップテンポなマイナー歌謡が好きな人、右手のカッティング技術やパーカッシブな演奏を磨きたい人、昭和ポップスの名曲で弾き語りレパートリーを増やしたい人。
- 慎重になるべき人:ギターを握って数日でバレーコードの練習を始めたばかりの人(※まずはスローテンポなバラードで押弦の基礎を作ってから本曲に挑戦するか、ウクレレでの演奏から入ることを推奨します)。
【飾りじゃないのよ涙は コード】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ギター初心者が最初に覚えるべき最小限のコードは何ですか?
A1:まずは「Am」「Dm」「C」「G」「E7」の5つを確実に押さえられるようにしましょう。難関とされる「F」は1〜3弦のみを押さえる省略フォームを使い、「Bm7-5」は構成音が似ている「Dm」で代用すれば、この5つの基本コードだけで楽曲全体を最後まで止まらずに演奏することが可能です。
Q2:中森明菜バージョンと井上陽水バージョンでコード進行に違いはありますか?
A2:楽曲の骨格となるコード進行自体は基本的に同一(Am進行)です。ただし、中森明菜版がBPM約140の鋭いブラスロック調であるのに対し、井上陽水版(アルバム『9.5カラット』収録)はテンポがややゆったりとしており、アコースティックな温かみと裏拍を強調したレゲエ・ボサノバ風のニュアンスが含まれます。弾き語りのスタイルに合わせてアレンジを選択できます。
Q3:カポタスト(Capo)を使う場合、どこにつけるのがおすすめですか?
A3:原曲のAmキーのまま弾く場合は「カポなし」が最適です。もし女性ボーカルで声域が合わずキーを少し上げたい場合は「カポ2(Bmキー)」、男性ボーカルが歌う場合は「カポなしでEmキーに移調」するか「カポ5でEmフォーム(実音Am)」を使用すると、無理のない音域で弾き語りが楽しめます。
Q4:ウクレレやピアノでも原曲の迫力あるリズムは再現できますか?
A4:十分に再現可能です。ウクレレの場合は4弦の軽快さを活かした右手のカッティング(人差し指でのブラッシング)を効かせることで、パーカッシブなラテングルーヴが作れます。ピアノの場合は、左手でベースラインのオクターブ連打を刻みつつ、右手で16分裏拍のアクセントを鋭く打鍵することで、原曲のブラスセクションのようなアタック感を表現できます。
まとめ:キレとリズムを掴んで名曲『飾りじゃないのよ涙は』をマスターしよう
『飾りじゃないのよ涙は』は、一見すると難易度が高そうに見える疾走系ナンバーですが、その構造を分解すると、ポピュラー音楽の美しい循環コードで緻密に組み立てられていることがわかります。初心者の方は決して無理をせず、まずは簡単コードへの置き換えやテンポを落とした練習から着実にステップアップしていきましょう。
左手の押弦が安定してきたら、何よりも「右手の脱力とブラッシングによるリズムのキレ」を意識してみてください。音がスパッと途切れる瞬間の緊張感と、サビで一気にドライブするダイナミクスを掴むことができれば、アコースティックギター1本、ピアノ1台でも聴き手を魅了する圧巻のパフォーマンスが完成します。色褪せない昭和の名曲のグルーヴを、ぜひあなたの指先で体感してください。 (出典: 飾り じゃ ない の よ 涙 は コード(Yahoo!ニュース))